しかし最近では、勝手にデーターを暗号化して「元に戻したければ金をだせ」といったり、無料のセキュリティーソフトを装って「このパソコンはマルウェアに感染しているので有料版のソフトを購入して駆除してください。」 といった恐喝・詐欺行為が横行している。いずれも金銭の詐取を目的としている分、より悪質になっており、今後もこの傾向は続くと見られている。
※マルウェアとは ユーザーが意図しない動きをする、悪意のあるプログラムの総称。ウィルスやトロイの木馬、ワームやスパイウェアなどをまとめてこう呼ぶ。
いずれも、危険なサイトに近寄らなければ、被害に遭う可能性はグッと低くなる。サイトの安全性を確認する機能のついたセキュリティーソフトを導入するなどの予防策もある。
▼フィッシング詐欺
偽メールや不正改ざんしたサイトから、銀行などの偽サイトへ誘導し、本物そっくりの画面でパスワードやクレジットカード番号などを入力させ、個人情報を読み取る。
▼ツークリック詐欺
アダルトサイトで入会金と称し、金銭を詐取する。小さな字でわかりにくい利用規約を表示、2回以上ユーザーにクリックさせて、ユーザー自身が承認したと思わせる。
▼偽セキュリティーソフト
ウェブ閲覧中に偽のウィルス検知画面を表示し、偽のセキュリティーソフトをダウンロードさせる。ソフトを実行すると嘘の感染報告をし、有料版購入サイトで個人情報を盗む。
◎おもな無料セキュリティー対策ソフト